⑨粗利高とキャッシュフロー

 

 

POS管理していれば販売した商品の原価がわかります。

 

売上高と売上原価が判るので毎日の粗利管理に役立ちます。

 

 

おはようございます。水落です。

 

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このような数値で売上が伸びているとします。

 

とても良い調子で売上が上昇しています。

 

POS上の粗利も十分に適正な粗利率を維持しています。

 

POSでは在庫金額も判るので、毎月の売上総利益も出せます。

 

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売上総利益は売上ー売上原価

売上原価は期首在庫+期中仕入ー期末在庫で求めます。

在庫を加味した売上総利益はPOSの粗利高よりも高い利益が出ています。

この数字は決算書で使用する数字なのでお店は黒字だとわかります。

 

しかし、キャッシュフローを見てください。

キャッシュフローは現金の動きを表した物です。

売上がキャッシュイン、仕入と買取、経費の支払いがキャッシュアウト

その両方を計算した物がキャッシュフローです。

 

キャッシュフローでは半年の経営でー30万円でした。

帳簿上では大きな黒字を出していても、現金の収支はマイナス

という事は珍しくありません。

 

オープン後は売上を伸ばし、安定させるためにも

在庫を充実するために在庫を増やしていく必要があり、

目標通りに在庫は増えています。

在庫が増えることで売上も伸びます。

 

オープン後は、現金が在庫に変わって在庫が増えているので

現金の収支ではマイナスになっていきます。

 

これを乗り越える運転資金を用意していないと、

せっかく売上が伸びてきたころには、経費が払えなくなり

黒字倒産を起こす。という結果になってしまいます。