②値入率と粗利率
値入率と粗利率は利益の割合を示します。
値入高と粗利高も利益の金額を表しますが、
値入は販売する前を意味し、粗利は販売した後の実際に確定した利益を意味します。
値入はレジを通る前、粗利はレジを通過した後と覚えるといいでしょう。
おはようございます。水落です。
粗利高を知らないスタッフは意外に多いのです。
社内アンケートで「粗利高」と「粗利率」の意味を聞いてみてください。
社員でも間違っている人がいっぱいいます。
粗利は荒利と書く会社もありますが意味に違いはありません。
粗利高は会社によっては売上総利益とも言います。
粗利高は売上高から売上原価を引いた利益です。
粗利率は売上高に占める粗利高の占める割合です。
よくある答えは「粗利高は利益、粗利率は利益の割合」という答えです。
決して答え的には間違いではないですが、
ここからがよくある間違い。
売上高から仕入原価を引いた利益。これは間違い。
売上高から経費を引いた利益。これも間違い。
売上高から原価を引いた利益。これは惜しい。
でもやはり、仕入原価と勘違いしている人が多いので、
これも正解とは言えません。
売上原価が理解できていないといけません。
なぜかというと、売上原価がわからなければ、
正確な利益が出せない。
棚卸しの意味を理解していない。
なぜ棚卸しが必要なのか、ロスがどれくらいあるのか、
と業務への取り組み方にも影響が出る場合もあります。
社内アンケートは以下を使うといいでしょう。
問題)
以下の空白を埋めてください。
粗利高とは① から② を引いた利益の事を指す。
粗利率は① に占める利益の割合
粗利率を求める計算式は
粗利率=③ ÷④ ×100%
で求めることが出来ます。
答え
①売上高
②売上原価
③粗利高
④売上高