⑧労働分配率と売上高人件費率

人件費は経費の中でも大きな割合を占めます。

適正な人件費であるかどうかを判断するための指標として

労働分配率と売上高人件費率を使います。

おはようございます。水落です。

労働分配率は簡単にいうと

粗利高（売上総利益）に占める人件費の割合です。

労働分配率（％）＝人件費÷粗利高（売上総利益）

労働分配率は粗利高を算出する必要があるため、

日々の人件費の割合を見るには計算しにくいので不便です。

そこで、日々の人件費を計算のしやすい売上高で計算するのが

売上高人件費率です。単に人件費率という会社もあります。

人件費率は売上高に占める人件費の割合

人件費率（％）＝人件費÷売上高

売上高なので売れる商品によって数字の変動が激しく、

特に粗利率が低いが売上高が出やすい新品ゲームの発売日

などは大きく数字がブレる事があります。

しかし、チェーン内の店舗の比較などには使いやすい数字です。

また、週単位での動向を見やすいためシフト調整などにも

役立つ大切な数字です。

リサイクルショップでの参考数字

労働分配率３０％

売上高人件費率１２％

あくまで参考ですので会社ごとに目標を設定されると良いでしょう。

問題）

労働分配率（％）＝人件費÷①　　　　　　　　　　　　

人件費率（％）＝人件費÷②　　　　　　　

答え

①粗利高（売上総利益）

②売上高