⑤売上を構成する要素
売上を上げるためにはどうするか。
という問題をスタッフに投げた場合、
帰ってくる一番多くの答えは
「〇〇を値下げする」
又は「〇〇のセールをする」が一番だと思います。
おはようございます。水落です。
安売りするのが一番簡単に思いつくので、出るのは当然です。
問題はそこではなく、
売上を構成する要素を知らないために思いつかない。
というケースがある事が大問題です。
売上を構成するのは
①客数と客単価です。
②客単価は商品単価と販売個数で構成されています。
③客数は来店客数と購入比率で変わります。
この要素を理解することで値引き以外の施策を考えやすくなります。
①売上=客数×客単価です。
客数を増やすか、客単価を上げることで売上が伸びます。
代表的な例はコンビニのくじです。
コンビニの平均的な客単価は600円~700円と言われていて
700円を越えるお客様を増やすために700円で1回のくじ
を導入しているコンビニが多い
お店の平均客単価を出して、平均越えするお客様を増やすことで
売上を伸ばす施策が考えられます。
②客単価=商品単価×販売個数
仮に販売個数が減ったとしても、商品単価を上げることが出来れば売上は伸びます。
ストレージの売上7万円がカードピッカーを導入して20万円になれば
経費を差し引いても十分な利益が出ます。
1人当たりの平均販売数2個の商品があれば、
3個販売して10%割引として平均販売数を増やすことで
売上増加に繋がります。
③1日の来店客数が100人、購入確率が30%であれば、
来店客数を増やすか、購入確率を35%に増やせば売上が伸びます。
このそれぞれの数字を取っておくことで、
数年が経過すると、前年、前々年と比較する事で
何が原因で売上が落ちているのかを明確に把握することが出来、
それに対応する対策を立てやすくなります。
問題)
売上220万円、客数4,800人だったとき、
平均の客単価はいくらでしょうか。(小数点以下四捨五入)
答え
458円